ローテーション研修後、消化器病棟に配属
内科病棟に異動
副主任へ昇格
看護師を目指したきっかけ
高校3年生で大学を選ぶ時に資格を取れる学部が良いなと漠然と思っていました。同じクラスで看護師を目指している人が多く、話を聞いていて看護師になるのも良いかなと思いました。人と関わる仕事であること、将来どこで暮らすにしても働きやすい職業であることが魅力でした。
当院に入職したきっかけ
大学生の時に参加した合同説明会で湘南鎌倉総合病院のブースに行こうとしたらとても混んでいて、その隣の当院のブースに行ってみました。当時の看護副部長(前看護部長)に「来てみたら」と言われ、病院見学の申し込みをしました。病院見学に行ったら病院は新しくて、先輩看護師たちの雰囲気も明るかったので当院で働いてみたいと思いました。他の病院も見学に行きましたが、当院が1番明るい印象でした。
内科病棟の副主任に昇格して
現在は主に内科に入院している患者の看護を提供しています。肺炎や尿路感染症、その他様々な内科系疾患を持ち、寝たきりや認知症の患者が多いです。複雑に絡み合う内科系疾患や意思疎通の困難な患者への対応などに難しさを感じながら、時には患者に癒され、同僚に励まされながら日々格闘しています。また2023年4月からは副主任となり、師長や先輩主任に教えていただきながら主任業務を覚えているとことです。
私はNST専門療法士として、NST(栄養サポートチーム)に入り院内のラウンドに参加しています。NSTは患者が受けている治療の効果が最大限発揮されるよう、栄養面からサポートするチームです。当院では管理栄養士、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師が一緒に各病棟にラウンドし、それぞれの視点から患者の状態の検討・食事や点滴内容の提案などをしています。
①画像や採血などの検査結果を医師や臨床検査技師と一緒に確認、②経管栄養剤の内容を管理栄養士と相談、③血糖コントロールの薬剤を薬剤師と検討したりととても勉強になります。ラウンドで得た知識や視点を病棟患者にも活かしていきたいと思っています。
チーム医療の橋渡しを担える看護師に
医療はチームプレーだなと日々感じています。中心はもちろん患者ですが、医師、看護師、リハビリスタッフ、薬剤師、検査技師、看護助手、事務スタッフ、MSWなどなどたくさんの人が関係して医療が成り立っています。
実際に看護師になるまではこんなにたくさんの人が関わっているとは知りませんでした。大学では看護師の役割として患者と多くの医療スタッフをつなぐ「橋渡し役」や「調整役」があると学びました。その時は「なんで看護師だけそう言われるんだろう」と思っていただけでした。働き始めて患者・家族の一番近くにいるのは看護師で、医師をはじめとする他のスタッフが「○○さんのことなんだけど…」と声をかけるのも看護師なんだという実感を得ました。
せっかく治療をしていても、患者・家族の希望に沿っていなかったり、医療スタッフがそれぞれ違うことをしていたりしたら治療の効果が最大限得られなかったり患者のQOLが上がらなかったりと何も良いことがありません。
そうならないように、患者・家族はもちろん他の医療スタッフと日々コミュニケーションをとるよう心がけています。当院のスタッフは相談しやすい雰囲気の方が多く、声をかけやすいのでとてもありがたいです。
薬剤師や栄養士、検査技師などその道のプロに対してこんなこと聞いていいのかな?と思うようなことでも気軽に聞くことができます。医師とも回診時やカンファレンス時を中心に積極的に話しかけるようにしています。患者・家族、医療スタッフが同じ方向を向いて治療に取り組めるよう、「橋渡し」の役割を担える看護師になれるよう頑張っています。
プライベートはしっかり切り替えます
お休みの日は仕事のことを考えずにリラックスしたいのですが、家に一人でいるとどうしてもうまく頭の切り替えができないタイプです。箱根や熱海の温泉に行ったり、連休ではちょっと遠くに旅行に行ったりして仕事との距離を置くようにしています。当院は飛行機でも新幹線でも、いろいろな場所に行くのにとても便利な場所にあると思います。またリフレッシュ休暇というまとまったお休みももらえるので、遠くに旅行も行きやすいです。入職してから沖縄本島、石垣島、西表島、グアム、ロンドンなどなどたくさん旅行に行きました。一番印象に残っているのは神津島で見た星空です。
日勤終わりに東京の港から夜行船に乗れるのも、ここの立地ならではです。とはいえ、常に旅行にいけるわけではないので、日常でリフレッシュをする方法は友達とおいしいお酒をのみながら話すことです。辻堂、茅ケ崎、藤沢、大船にはおいしいお店がたくさんあります。当院にお越しの際は色々なお店を開拓してみてください!
目指す看護師像
大学の先生の「看護の対象はすべての人です」という言葉がずっと心に残っています。患者・家族はもちろん、同僚の看護師、医師、その他スタッフから「この人がいるから大丈夫だ」と思われる看護師になりたいです。
患者・家族へは「この人ならやってくれる・聞いてくれる」という安心感を、同僚の看護師やその他スタッフへは「この人には何を聞いてもいい。この人に言ったら話がはやい。この人は何かあったらちゃんと報告してくれる。」という安全感を与えられるようになりたいです。
そのためには相手が誰だろと、その人の要望や意図するところを汲み取ることが必要だと思います。中々難しいことだとは思いますが、丁寧にコミュニケーションをとっていこうと思います。
また、コミュニケーションに加えて疾患や治療に対する知識なども必要だと思います。
「こういう症状がでてきてしんどいですよね。体勢をちょっと変えてみましょうか。」「お薬を先生と相談してみますね。」と患者に声をかけ、医師や薬剤師に薬の相談をするためには自分が知っていなければできません。何歳になっても勉強しつづけられる人でありたいです。
また、NSTやその他多職種と関わる機会も大切にし、そこで得た知識などをも日々活かせるようにしていきたいです。