教育体制
クリニカルラダー
- 基本的な看護実践が安全安楽に実施できる。
- 看護師としての自覚を持ってチームの一員としての役割を遂行できる。
- 自己の課題を見つけることができる。
- 単独で看護実践が実施できる。
- チームメンバーとしての役割を遂行できる。
- 課題に対して研修受講や学習を進めることができる。
- 後輩に対して役割モデルとなり看護実践を教示することができる。
- 所属部署での教育的役割が遂行できる。
- 自己の課題達成に向けて積極的に取り組むことができる。
- 部署の問題を明確にし、目標達成に向け問題解決ができる。
- 教育活動について指導的な役割の実施、後輩に対して役割モデルとなり看護実践を教示できる。
- 論理的知識と実践的知識を身につけ、看護実践を効果的に実施することができる。
- 自己のキャリア開発に向けて計画的、意図的に取り組むことができる。
Level4・Level5より
「教育コース」「マネジメントコース」「スペシャリストコース」「ジェネラリストコース」を任意で選択可
当院では、ラダーはあくまでもラダーの到達目標が達成できて次のラダーに上がるシステムをとっています。経験年数のみであがることはありません。また、評価は各ラダーの評価表とともに情意領域の評価も行なっています。「仕事はできるけど、人としてはどうなの?」と、ならないためにも情意領域の評価は重要と考えています。
また、2021年度からは人材育成センターとも連携し「心理的安全性」の高い組織を目指したい!と、その内容を取り入れた研修にも力を入れています。(以下のヒューマンスキル研修内で取り入れています)
研修一覧
※画像をクリックすると拡大します。
当院の看護部教育委員会による集合研修は、チーム医療を遂行するとともに「人として」成長できるよう研修を組んでいます。人として、組織人として、そして医療人として成長しながら、患者さんへ「看護」が提供できる看護師を育成しています。
ポートフォリオ
個人の学習の軌跡をポートフォリオにして各自管理しています。
自己の成長も見ることができ、ラダーが上がるときの大きな指標にもなります。
学べる環境
スペシャリストの育成
看護師のキャリアアップの1つとして、各分野での専門性を高める認定看護師の資格取得や特定行為に係る看護師研修の受講を支援しています。
※期間中、研修費と6ヶ月間の給与を保障しています
e-ラーニング(ナーシングスキル)
動画で看護技術が学べるシステムです。自宅のパソコンやスマホで確認することができ、効率的な自己学習ができます。
医学情報センター(職員用図書室)
8万3千冊もの看護・医療専門書を所蔵しています。ネット接続可能なパソコンやコピー機も備え、専従の図書館司書が常駐しています。デジタルテンキー式ロックにより、24時間利用可能です。
図書館司書から一言
資料の探し方、文献検索のお手伝いはもちろん、レポートや発表原稿の作成・印刷に関することなど何でもご相談ください。また、院内にない文献の取寄せ費用は全額病院負担です。
データベースも充実していて、とことん勉強できる環境が整っています。ぜひご利用ください。
メディカルオンライン
スマホやパソコンでどこからでもオンラインにて医学文献などを閲覧することができます。医学情報や看護の専門雑誌、文献、5千冊以上の電子書籍などが揃っています。
2021年度からの教育体制の新たな取り組み
グループ病院である湘南鎌倉医療大学との連携
湘南鎌倉医療大学が2020年に開校しました。当院への実習生受け入れとともに、大学教員に当院で研修講師をしていただいておりお互いの向上のため協働しています。つまり大学講師の講義が院内研修で受講できます。
キャリアアップの選択肢
当院ではクリニカルラダーのL3を1人前看護師としています。「1人前」をクリアした後の個々のキャリアを描けるよう、2021年度から以下のコースを設立しました。L4/5の方から選択して受講できます。今後内容を醸していくところです。
コース | 内容 |
---|---|
マネジメントコース | 看護管理についての考え方を、日本看護協会セカンド受講修了者から |
スペシャリストコース | 当院で活躍している認定看護師から |
教育コース | 教育すること・育成することについての考え方を知る |
ジェネラリストコース | 現場で広い知識を持ち、活躍する看護師のための研修 |
後輩育成研修
働くうえで欠かせないのが、日常の看護のほか後輩への指導です。後輩指導するときに少しでも指導の引き出しがあると、指導する側もされる側にとってもメリットがあります。その方法やスキル、知識を学べる研修を行なっています。
教えられる・教える側双方が一緒に成長することが一番のメリットです。当院では、看護学生さんも多数実習に来ています。「指導」することの根本は変わりませんので応用にもなりますね。